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自然公園採集

2008年8月31日 ムキッチュ | コメント(0) | トラックバック(0)

ヤマトタマムシの♀が死んでしまったので、ヤマトタマムシの♀とウバタマムシの♀を求めて、11時ごろ、自然公園に向けて出発しました。僕はタマムシだけが目当てでしたが、息子は以前よりナナフシを見たがっていて、それも息子の今回のターゲットです。ナナフシは木の枝に擬態してるから見つけるのはむずかしいよ、「とと」もまだ2〜3回しか見たことないよ、と言うと、でも忍者みたいでかっこいいから絶対見つけたい!と息巻いてました。

まずマンションの敷地のあの低木で昨日のハラビロカマキリの幼虫2匹とオオカマキリ1匹がまだいるのを確認。

公園に行く途中、花壇の傍にいたコカマキリ

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公園について、まずは松林へウバタマムシ探し。
ここにはオンブバッタとクルマバッタが沢山いて、息子は虫ケースへそれらをひょいひょい入れて行きます。
クワの木があったので、カミキリがいないかなーとおもって下からのぞき込むと、カミキリではなく、セミを捕食中のハラビロカマキリの幼虫がいました。

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今年はハラビロカマキリ多いな。

ウバタマはみつからず、代わりにクロカミキリを見つけました。
あのタマムシのことをいろいろおしえてくれた昆虫おじさん、やっちゃんという方なのですが、やっちゃんに会ったら欲しがるかもと思い、息子がバッタをほいほい入れてるのとは別にタマムシ用にもってきた小さいルアーケースに入れました。

ウバタマはあきらめ、息子がショウリョウバッタを採りたいというので、田んぼの傍の草むらへつれていきました。ここで枯れ葉色と濃い緑のショウリョウバッタの♀を捕獲。その他にショウリョウバッタの♂数匹とイナゴ数匹、そしてオオカマキリの幼虫を1匹捕獲。

バッタ採りもあきたので、ヤマトタマムシを採ったエノキの下を経由してサクラ山にいくことにしました。エノキの下のベンチにやっちゃんが来ているかもしれないと思ったからです。息子もやっちゃんに会うのを楽しみにしていました。
でもやっちゃんはいませんでした。かわりに、ベンチに5mくらいに伸びそうな本格的な網を傍に立てかけた女の人がいました。あきらかにヤマトタマムシ狙いです。女性の昆虫採集家とはめずらしいです。

彼女はずっとエノキの上の方を見ているのですが、タマムシは飛んでいないようです。う〜ん、今日はあまり飛ばないのかな。。。昨日までの雨のせいか?

そこですこし休憩してから、僕らはサクラの幹につくヤマトタマムシを狙うため、サクラ山に向かいました。
ここにきて太陽はかんかん照りになり、ちょっと階段を登ったところで息子は下の日陰でまってるーと言うので、じゃあここから見てて、と、昨日買ってあげた単眼鏡を袋から出してあげました。じつは、昨日カマキリ採集して遊んだ後、ホームセンターに、3日の日に行くヒメオオ採集で使うために双眼鏡を買いに行ったのですが、そこで泣くほどねだられ、しかたなく息子専用の単眼鏡を買ってあげたのです。

あらためて、息子を下でまたせて一人でサクラを1本ずつ見てまわりますが、ヤマトタマムシはいません。セミばっかり。
やっと緑色の大きいのがついてる!と思ってちかづくと、キリギリスとクツワムシでした。しかたなくその2匹を息子のバッタケースへ。

エノキの下に戻りましたがやっちゃんもさきほどの女性の姿もなく、エノキの上を旋回するタマムシの姿もありませんでした。ケータイで時間を確認したらもうすぐ2時。今からが一番タマムシの飛ぶ時間ですが、今日は飛ばなさそうだし、昼を用意してるカミさんからまだー?とメールが。帰るためにケースにいっぱい入れたバッタ達を草むらに放しました。

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この公園に来ると、帰りにかならず入り口近くの管理棟の自販機で紙パックのイチゴオレを飲むのが息子の楽しみで、今日もねだられました。やっちゃんに会わなかったのでクロカミキリを松の切り株に放しに行き、虫ケースと網を水道で洗ってからイチゴオレを座って飲んでいると、やっちゃんの姿が!

もう帰るし気づかなかったことにしようかな、と思いましたが、息子も会いたがっていたので、「やっちゃんが来たよ」と耳打ちすると、イチゴオレを飲むのをやめて立ち上がってきょろきょろしだしました。そんなにあいたかったのか。

エノキの木の方向へ歩いて行くやっちゃんを後ろから追いかけて呼び止めました。ウバタマもヤマタマもいなかったことを話すと、おかしいなぁ、去年は9月20日くらいまではいたんだよー、と。さらにクロカミキリを見つけたことを言うとやっちゃんは予想どおり欲しかったらしく、目の色がかわりましたが、今日は会えないと思ってついさっき放しちゃいました、と言うとそうかぁー、でもいるのがわかってよかったよ。あの松林のとこのトイレによくあつまってくるからあとで見に行くよ、とのこと。

そのまま話しながらエノキの下までいくと、さっきの女性とその旦那さんらしき人と、息子さんらしき子供がいました。小学校低学年くらいでしょうか。
その家族はやっちゃんと顔見知りでした。家族で虫好きでよくこの公園に昆虫採集に来ているようです。やっぱりタマムシを狙っていて、エノキの葉に1匹留まっているのを見つけて、網の届くもう少し下まで移動するのを待っているのだが、なかなか動かないのでずっと待っていたところだそうです。

奥さんが双眼鏡でタマムシを見ていたのを見て、息子は自分の単眼鏡で見たいと言ってきました。渡すと、一生懸命見ているのですが、ぜんぜん違うところを見ているのが可笑しくて、その様子を僕はベンチでのんびり見てました。

やっちゃんが、サクラ山か松林に一緒に行ってみよう、と声をかけてくれたので、息子にどっちがいいか聞くと、松林、と答えました。ウバタマのいるところが見たいようです。昆虫家族の奥さんがそれを聞いて、渋いねぇ〜、と笑ってました。

松林に向かう途中で、かみさんに帰るとさっきメールしてしまったのを思い出し、ごめん、もうすこしかかる、とメールすると、「そうめんゆでちゃったよ〜」とブーイングメールがきました。ごめん!!

松林の手前で、さきほどの昆虫家族が「私たちもご一緒させてくださ〜い」と、おいかけてきました。6人の大所帯で、ウバタマを求めて松の切り株や枯れ木を見てまわることになりました。2本目の切り株で、ここでさっきクロカミキリを見つけたのだ、と話したら、昆虫家族の目の色がかわりました。そんなに魅力的なのか??クロカミキリ。

しばらくすると旦那さんが、僕に「うちはカミキリ屋なんですよ〜」と言ってきました。なるほど、それであんなに目の色が変わったのか。「◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯カミキリというカミキリを知ってますか?」(あまりにも長い名前だったのでなんて名前を言われたかさっぱり覚えられなかった)「いえ、知りません」「めずらしいカミキリなんですが、あっちの◯◯という木にいたんですよ。でも本来つく木はそれじゃないから、偶発的なものだと思いますが」と興奮ぎみに話してくれました。じつは僕もルリボシを探しているのですが・・・と言いそうになって、やめときました。カミキリの話をふるとすごいことになりそうだから、またこんどあったときにしよう、今はそれよりもウバタマだー、と。
僕はクワガタがメインです、というと、旦那さんは先日スジをつかまえました、と話してくれたので、この辺で採れるのかと期待したのですが、他県での話でした。残念。

それにしてもこの家族の息子さんはすごい。見る虫見る虫、名前を言っていきます。息子はそれに触発されたのか、さっきここに来た時は小さい蜂やアブをこわがってたりしてたのですが、いっさいそういうことを言わなくなり、僕ではなく少年にくっついて歩いてました。
やっちゃんが、「この子はすごいんだよ、オレよりも虫に詳しいんだから。オレがここで唯一勝てない相手だよ。この子もさ、他の同世代の子じゃ話についてきてくれないから、オレのとこにしょっちゅう来るんだよ」・・・そういうやっちゃんはとても嬉しそうでした。
昆虫博士少年は、鞄にハンディタイプの昆虫図鑑を入れてました。きっと知らない虫をつかまえたらその場ですぐ調べるのでしょう。息子にも買ってあげよかな。

切り株と枯れ木を一通り見て回りましたが、やっぱりウバタマはいませんでした。
それでも見のがしてないかと、松の枯れ木の根元を見ていて、ふと見上げると・・・・・・
あああああ!

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ナナフシです!
すぐに息子を呼びました。息子は大喜びです。忍者のように枝になりすまして風景にとけ込むすごい虫、息子のあこがれていた虫です。ほんとに枝のよう。なんと息子の目標達成です。

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観察だけして放すつもりだったのですが、やっちゃんと昆虫家族がせっかくだから飼育してみたら?と言ってきました。息子もそれに便乗して飼いたい・・・いや、でも飼い方知らないし、とぼそっと言うと、昆虫博士少年が「エノキを一緒に入れといてあげればいいんだよ」とおしえてくれちゃいました。じゃあ、まぁヤマトタマムシと一緒のケースで飼うか、ということになり、息子の虫ケースの中にあらたに入れられていたオンブバッタ達を放して、♂なのか♀なのかもわからないナナフシを入れてお持ち帰りすることになりました。

その脇で、こんどは旦那さんが網で蝶を捕らえました。
ジャコウアゲハの♀です。

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う〜ん、すぐに羽をパタつかせてうまく撮れない。。。ケータイだし。
ジャコウアゲハの形態の特徴を、昆虫博士少年が説明してくれました。すげぇ。

その後、僕がツマグロヨコバイという、黄色い小さなセミの仲間を見つけたので、息子にこれポッポちゃん(と、うちでは呼んでますが、先週も採ったアオバハゴロモのこと)の仲間だよーと教えていると、昆虫博士少年がなになに〜?と見に来たので、やっちゃんが「ツマグロだよ」と言うと、少年はああこれか、とすぐ脇のちがうところを網ですくいました。その中には1匹のオレンジ色の蝶が。
それを見たやっちゃんが笑い出しました。「あはは、それはツマグロヒョウモンだよ!たしかにツマグロだ!!」
なんか昆虫談笑としてはかなりハイレベルです。なんだこの2人は!!とくに少年!!!

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このツマグロヒョウモンは模様から♀であると言われました。すげーよくわかるなぁ、ほんと。
少年の手にずっとこんなふうにとまってました。手乗りツマグロです。よく見るとちょっと右の羽が折れてます。だからすぐ飛べなかったのかな?

松林を後にして、さっきのエノキのとこまで戻りました。その途中、やっちゃんがカマキリを1匹見つけました。鎌の腕の付け根の間が赤いので、チョウセンカマキリです!なんとこれで今日1日でカマキリのメジャー所の4目達成。

こうして楽しい時間をすごしましたが、気がつけば4時前。昼抜きでさすがに僕と息子はつかれました。やっちゃんがお昼にかった残りのコンビニおにぎりを一個くれたので、ありがたくいただいて息子に食べさせました。ありがとうございます。

息子が食べ終わるころ、昆虫家族は帰って行きました。もしまた会うことがあったら名前聞こうかな。カミキリについても聞いてみたいし。

やっちゃんが、息子に「夏が終わっても公園に遊びにおいでね。でっかい栗がとれるとこおしえてあげるから。それと、小粒だけどふつうの栗より甘くてうまいヤマグリが採れるとこもあるから、それも教えてやるぞ。これを栗ごはんにするともう旨くてふつうの栗ごはんは食えなくなるぞ!」と話してくれました。味覚の秋だ。これも楽しみです!

今回の採集は昆虫博士少年率いる昆虫家族のサプライズ参加でなかなか濃いものになりました。
息子にもかなり影響をあたえてくれちゃいました。いい経験になったと思います。


さて、やっちゃんに別れを告げて、家に帰ってカミさんに詫びを入れてから、ナナフシをヤマトタマムシのケースに入れようとして、愕然としました。

た、た、玉男ーーーーーーーーー!!!

玉男はケースの隅に横たわっていました。今朝はあんなに元気だったのに。まるで珠子を追うように、同じ姿勢で逝ってしまいました。


・・・・・・というわけで、華やかなヤマトタマムシケースが、たった1日で地味なナナフシケースになってしまいました・・・・・・

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どこにナナフシがいるかわかるかな?ニンニン。

タマムシは寿命だったんですかねぇ・・・まあ、なかなか1週間以上飼育するのも大変らしいので、一ヶ月以上楽しませてくれたヤマトタマムシ夫婦に感謝です。
来年も採るどーーー!


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